今回の依頼者はS様28歳です。
ご自身は看護師をされており、旦那様は会社員をされているそうです。
現在結婚して3年目、まだお子様はいらっしゃらないので2人で暮らしているそうです。
旦那様と結婚して1年が経つ頃から、夫婦の営みがほとんどなくなってしまったのだと話します。
奥様はお子様が欲しいという思いが強く、夫婦の営みがなかなかできないことに悩んでしまう日々が続いていたのだそうです。
奥様は夫婦の間で何度も話し合いの場を持とうとしたのだそうですが、旦那様は「仕事で疲れているから。」と一方的な回答を繰り返します。
しかも、旦那様との夫婦の営みがなくなったちょうど同じ時期から、飲んで夜遅くに帰ってくることが多くなったのだそうです。
更にだんだんとその頻度は増えて行き、最近では朝帰りしてくることも少なくないのだといいます。
奥様は、旦那様の行動をみて今後の夫婦生活が不安になり、普段の旦那様の行動を観察して、スマホの中身も確認したのだそうですが、決定的な浮気の証拠は押さえることができなかったのだといいます。
決定的な証拠はないものの、奥様は旦那様が浮気をしているように思えて仕方ないのだといいます。
もちろん、浮気をしていなかったのであればそれが一番いいのですが、万が一旦那様が浮気をしていた場合、そのまま離婚の発展してしまう最悪の状況になることを回避するためにも、浮気調査を行うことを決めたのだといいます。
調査内容
奥様に、旦那様が浮気をしている可能性の高い日時を確認しました。
旦那様は営業職をされており、本人曰く、取引先との接待が頻繁にあるから帰りが遅くなっているとのことでしたが、朝帰りの日を除いて休日は自宅にいることから、浮気をしているとすれば、平日仕事が終わって帰ってくるまでの間であるとのことでした。
その中でも特に帰りが遅い頻度が多く、朝帰りの可能性もある金曜日に絞って調査を行うことになりました。
今回の依頼の目的としては、
・旦那様が浮気をしているかどうか確認したい。
・浮気をしていた場合、浮気の証拠を押さえたい。
・浮気相手がどんな人物か確認したい。
・浮気相手と別れさせたい。
の4点となります。
奥様としては、現状旦那様との離婚の意思はないものの、調査をした後旦那様の態度次第では離婚の方向に気持ちが揺らぐかもしれないとのことでした。
浮気相手と別れさせるにしても、旦那様と離婚するにしても、有利な条件で話を進めるためには、複数回の不貞行為の証拠を押さえることが不可欠になるので、最低2回の不貞行為の証拠を押さえることを目指します。
旦那様は普段車で会社に出社していくそうですが、事前に飲み会に行くことが決まっている日は徒歩で最寄駅まで向かい、電車で出勤していくのだそうです。
なので、金曜日に旦那様が朝徒歩で出勤した日に奥様から連絡をいただき、夕方の退社時間に合わせて調査を行います。
調査結果
奥様から連絡を受け、旦那様の会社周辺に調査員を配置し、調査を開始しました。
定時の時間になると、旦那様を含む数人の社員が退社してきました。
会社の前で立ち止まって男性の社員としばらく談笑していると、会社の前にタクシーが到着しました。
旦那様と先ほど談笑していた社員が2人でタクシーに乗り込み移動を開始しました。
2人が乗るタクシーを尾行すると繁華街のある駅に到着しました。
しばらくして、駅のロータリーに停まったタクシーから降りてきた取引先と思われる男性を迎え、そのまま近くの会食居酒屋へと入って行きました。
そのまま会食を始めたので、事前に旦那様が言っていた通り、接待があるだけかと思いきや、会食が終わると旦那様は1人で駅近くにあるBARに入って行きました。
その後、1人で飲みながら携帯電話で誰かと数十分話をした後、BARを退店しました。
駅前で女性と合流すると、そのまま親密な様子でタクシーを拾い、一緒に女性宅と思われるマンションに入って行きました。
マンションでは数時間滞在した後、明け方になってから旦那様が1人で出てくるところを確認することができました。
その後も週末には旦那様が同様の女性と接触する姿を確認し、調査を終了しました。
まとめ
調査報告書を奥様に提出しました。
奥様に浮気相手の顔の写った写真を見てもらっていたところ、驚愕の事実が発覚しました。
なんと、浮気相手は結婚前から奥様とも面識がある女性で、2人の結婚式でも参列していた旦那様の女友達だったのです。
奥様はかなり狼狽していましたが、少し時間をおき、気持ちが落ち着いてきた頃に、旦那様と話し合いを行なったところ、旦那様が全面的に浮気の事実を認め、謝罪されたそうです。
浮気相手には2度と会わないという誓約書を書いてもらい、旦那様と夫婦関係の修復をするべく現在も婚姻関係を継続中であるということでした。
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